<緊急支援のお願い>
ダージリンに起こった悲劇
3ケ月に及ぶ州政府と地元住民グルカ人の闘争が茶農園の人々の生活をずたずたに
ベンガル人が主要民族である西ベンガル州にあるダージリンは、茶農園労働者として植民地時代にネパールから連れてこられたネパール系住民が多く、自治州「グルカランド」の独立に向けてこれまでもたびたびデモや衝突が繰り返されてきました。
今年6月に西ベンガル州政府がダージリンのネパール民族に対して公用語であるベンガル語習得を強制したことから勃発した紛争は、3ケ月も続き街はストとなり全機能が止まりました。インターネットもシャットアウトされ、市民は暴徒化し、暴力や放火が横行、人々は外に出ることもできず、さらには仕事を奪われました。9月下旬、政府がベンガル語統一を破棄したことで衝突は休止となり、元の暮らしを取り戻しつつありますが、空白の3ヶ月が人々の生活に与えた打撃は計り知れません。日雇い労働者たちは長期間収入の道を絶たれていたため、毎日のお米を買うことすらできません。私たちが支援する学校の子どもたちも家を焼かれる被害が出ました。トラウマから精神的に不安定になっている子が多数いて、先生たちはその対応に追われています。
お金もない、仕事もない、食べるものもない、こんな状況のダージリンの親たち、子どもたちの救済のためにお力をお貸しください。一日も早く子どもたちが学校に戻れるように緊急支援をお願いします。
ダージリンの闘争で被害を受けた紅茶農園の人々への緊急支援
(食料・生活・教育支援)
募金受付期間:2017年11月末日
コメント