11月20日は「世界子どもの日」です。
「世界子どもの日」は、1954年、世界の子どもたちの相互理解と福祉の向上を目的として、国連によって制定されました。



笑顔の裏に隠れた生い立ち

今日は、「世界こどもの日」にちなんで、ESAが支援している南インドのアヌシュカちゃんをご紹介します。

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アヌシュカは、大きな瞳で人懐っこくて、誰にでも抱っこを求めてくるかわいい少女です。

4人の少女たちと6年前、チェンナイの路上で物乞いや物売りをして生活していました。当時、まだ5歳から8歳でした。家がないので木の下で暮らしていました。生活のための借金もかさみ、お金に困った親は自分の子どもを売ってお金を作ろうとしました。もしそんなことになっていたら、彼女たちの今は…人身売買…売春…臓器売買…の犠牲になっていたかもしれません。セントジョセフ子どもの家のスタッフは親を説得し、彼女たちを子どもの家に引き取りました。



「太陽とわたし」
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これは、2年生の時にアヌシュカちゃんが描いた絵
”子どもの家に来る前は、お母さんと物乞いや物売りをして街を歩き回っていた。家がなかったから雨が嫌いで、太陽が大好き。日が昇ると嬉しくなる。”

路上で生活していたアヌシュカたちは、お風呂にも入れずに髪の毛はもつれ、体は垢だらけでした。施設に来てからも、人のものを黙って盗ってしまうこともありました。
以前暴力を振るわれていたことから、常に身構え、戦闘的で、周りの子どもたちとの争いも絶えませんでした。しかし、スタッフのシスターやお友達との暮らしの中で、少しずつ心を開き、人の温かさを知ることができました。

アヌシュカちゃんがこのホームでしっかりと生活できる能力を身に着けていけますように…と願わずにはいられません。



セントジョセフ子どもの家について
親との死別や貧困からくる育児放棄などで身寄りを失った、小学校1年生から高校3年生までの女子約80人が、シスターたちの庇護のもと、共同生活を送っています。ESAは、彼女たちが厳しい境遇に負けずに自活する道を切り開けるよう、教育支援を行っています。


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子どもが持つ、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利が守られるよう、一人でも多くの子どもたちが夢や希望をもって生きられるよう願い、ESAは活動しています。

ESAでは、子どもたちの未来を作る、このような活動にご参加いただけるスポンサーを募集しています。
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すべての子どもが健やかに育ち、安心してくらせるように。
すべての子どもが自分の力で夢と希望をもって生きていけるように。
すべての子どもの笑顔がいつも守られますように。

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